医歯薬系の職業である医師と同様、看護師志望者も免許を取得しなければなりません。近年は特に看護師志望者の増加が目立ち、病院などで見かけるように男性の看護師も増えています。看護師になるためには、看護学校あるいは看護専門学校に通学する必要があります。
最近、看護師の資格試験では面接が重要視されています。合格のための模擬答案集もあるようですが、面接は過去問や模範解答で合格を勝ち取るほど生易しいものではなく、面接官の目は受験者の本音を見抜くことにあるといっても過言ではないでしょう。
すなわち、面接官は優秀な回答より、受験者が心から患者に奉仕の精神を持って接し、患者の回復を援助、支援することができるのかというところに重点が置かれています。看護師の仕事はオフィスワーカーとは異なり、人間性と体力がものをいう職業といっても良いと思います。
言うことに従わないわがままな患者に暖かい目で接し、食事やトイレ介護もしなくてはなりません。シフト制の勤務に体調をくずさない体力も必要となるでしょう。
患者は体力的に弱っているばかりでなく、精神的にも弱気になっています。そのような人々に勇気を与えて回復への希望を与えて上げられる最も近いところにいるのも看護師です。
家族のできることには限界があります。医歯薬系のなかで医師は患者にとってあまり甘えられる存在ではありません。看護師がいろいろな面で最も身近な存在なのかも知れません。